2021-08-16
Book
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか
中島聡
2016電子版発行
概要
ロケットスタートで仕事を始め、
全体の2割の時間で8割のほぼ完成まで持っていき、
残りの8割の時間でそれを洗練させていく
という流れで仕事を進めるべきだ
というのがメインの主張。
ロケットスタート時間術。
本書はめちゃめちゃ面白く、身に覚えのある失敗が列挙されていたので心が痛くもあった。
ラストスパートで頑張って徹夜すればどうにかなるだろう
それまでは準備だ(と称してのんびりしてるだけ)
という仕事スタイルが問題だらけだと主張。
まさしく今までの僕です…
これを上述のロケットスタート時間術に変えることで、気持ちの余裕(スラック)が生まれ、製品の質も上がり、自分のやりたいこともできるようになる。
という流れ。
1日の流れ
・前日夜に次の日のタスクリストを作成
・1つのタスクは15分でできる範囲にすると良い
・朝早くに起床
・ノイズが少ない等の理由で朝型行動を推奨
・起きたらすぐに全力で仕事開始
・途中でご飯等で少しの休憩をしたらまた全力で仕事
・朝の約5時間でその日にやるべきことを終わらす
・昼以降は流しで仕事
・メール返信とか、自分のやりたい勉強とかはこの時間にやる
納期と見積り
・仕事の見積りをするために納期までの2割の時間で全力で頑張ること。
・ここでほぼ完成という約8割まで持っていけなければ上司と相談し、納期のズラしとかを提案すべき。
・とにかく最初に手を動かして、やってみて始めてどこが課題なのかがわかる。
・だから最初に全力ダッシュするのが大事。
・もしほぼ完成まで行けたら、残りの8割の時間を十分に使いきって、洗練させていくこと。
・早くに終わらせてはいけない。
・早く終わる人とみなされて、その後の仕事の納期が短くなりうるから
能力のある人に勝つ
・仕事の成否は能力以外に自己コントロール力が大きい
・ラストスパート型で並の能力の人は、ロケットスタート型に切り替えよ
・天才なのに仕事の進捗にムラがある人よりも、ロケットスタート型でコンスタントに積み重ねられる人の方が強い
・筆者はそれで、ポテンシャル2倍以上の同僚よりも高い評価を得られた
会社員のロケットスタート時間術
・基本は上述と同じ
・ただし、同時進行があるだろうから、1日や納期までの期間を適度に分割して、それぞれでシングルタスクでやっていくこと
勉強
・なんとなくいつか役立つだろうから、で勉強はしないこと
・必要性がでたり、やりたいと思った時に勉強すべき
失敗と習慣
・初めてのことはなんでも失敗する
・習慣化が大切
・習慣化が定着するには66日の継続が必要
・途中でやりそびれる等の失敗をしてもめげない
・次の日等に持ち越しもしない
・気分を変えてまた次の日は新鮮にトライする
行動せよ
この本を読み終えたら
・すぐに明日のチェックリストを作成せよ
・朝起きてすぐにそれをやれ