2024-05-23
Excel
ICT基礎 第6回
今日のフォルダの準備
Windows:
C:\Users\[ユーザ名]\Documents\ict
に移動し,06
というフォルダを作成しておくC:\Users\[ユーザ名]\Documents\ict\06
というフォルダ構成になる
Mac:
/Users/[ユーザ名]/Documents/ict/
に移動し,06
というフォルダを作成しておく/Users/[ユーザ名]/Documents/ict/06
今日のサンプルファイル集
下記のどちらかからからダウンロードできます
WebClassの授業資料
Windowsの人は必ずzipファイルを展開すること!! zipファイルの中では作業できません.
Excel
excel-test.xlsx
というサンプルファイルをExcelアプリで開いて, 以下を進めていってみてください.
Excelの起動
Windows
Windowsキーを押し, 出てきたポップアップからExcelというアプリを探し, クリックするとExcelが起動します
Mac
Applicationフォルダから起動する方法
Applicationフォルダ内の
Microsoft Excel.app
をダブルクリックするとExcelが起動します
Spotlightから起動する方法
そこに
Microsoft Excel
orExcel
という文字を入力します入力した文字の直下に
Microsoft Excel.app
という選択肢が出てきて, 選択されている状態でReturnキーを押しますExcelが起動します
基本
拡張子
Excelの拡張子はxls
or xlsx
です.
xls
はExcel 2003以前の拡張子xlsx
はExcel 2007以降の拡張子 (現在は殆どこちらを使う)
シート
Excelファイルは, シートと呼ばれるセルの集まりで管理しています.
エクセルの下部にシートを管理する箇所があり,
シート名の名称変更
シートの追加
シートの削除
あるシートのコピーを作成
などができます.
画像 | 名称変更, 追加, 削除, シートのコピー (動画) |
セル
エクセルの1つ1つのマス目をセル (cell) と呼びます.
基本的に, 下図のように
行: 横. 上から順に1行, 2行, ...と数字のラベルが割り当てられている
列: 縦. 左から順にA列, B列, ...とアルファベットのラベルが割り当てられている
という構成になっています.
下図の場合は, 2行C列が選択されている状態
セルには
セル選択状態 (セル自体を選択している状態) | セル入力状態 (セルの中に入力可能な状態) |
---|---|
の2つの状態があります.
セルの入力, 削除, 元に戻す, やり直す
入力
セル選択状態で何らかのキーを入力すると, 入力前のセルの内容が消え, 入力した文字や数字が反映されます.
セル入力状態の場合は, 矢印キーで文字の位置を移動して入力することができます.
削除
delete
or backspace
キーを押すとセルの内容が削除されます
元に戻す
Windows: Ctrl
+ z
で1つ前の作業を元に戻します
Mac: Commmand
+ z
で1つ前の作業を元に戻します
やり直す
Windows: Ctrl
+ y
で, 元に戻した作業をやり直します
Mac: Commmand
+ y
で, 元に戻した作業をやり直します
セルのコピー, カット, ペースト
セルの内容をコピー, カットしてペースト (貼り付け) することもできます.
コピー (ペーストしても元のセルはそのまま)
Windows:
Ctrl
+C
Mac:
Command
+C
右クリック or 2本指クリックして
コピー
をクリック
カット (ペーストしたら元のセルは空白になる)
Windows:
Ctrl
+x
Mac:
Command
+x
右クリック or 2本指クリックして
カット
をクリック
ペースト
(無指定の) ペースト
Windows:
Ctrl
+v
Mac:
Command
+v
右クリック or 2本指クリックして
ペースト
をクリック
形式を選択してペースト
右クリック or 2本指クリックして
形式を選択してペースト
にカーソルを合わせ, 形式を選んでクリックよく使う形式は
値
関数等の結果 (=値) のみをペーストしたい場合に使う
コピー, カット, ペースト (動画) | コピー, 形式を選択してペースト (動画) |
行, 列の挿入, 削除
行, 列の部分を右クリック or 2本指クリックし,
「挿入」をクリックすると, そこの行, 列が挿入 (追加) されます
「削除」をクリックすると, そこの行, 列が削除されます
セルの書式
基本書式
Wordと同様に, フォントやフォントサイズ, 太字, 斜体, 下線, 上下左右の揃えなどを変更できます.
また, Excel特有のものとして, セルの枠線, セルの背景色, セル内の文字色, セル内の文字の折返し, セルの結合などの設定も変更できます.
これらの変更は, ホームタブ内に設定ボタンが用意されています.
フォント, サイズ, 太字, 斜体, 下線 (動画) | セルの枠線, 背景色, 文字色 (動画) | 上下左右の揃え, 折返し, 結合 (動画) |
表示形式
セルに入力する内容は, 数値, 文字以外にも, 日付など様々な表示形式があります.
表示形式の変更
セルを選択し, 右クリック or 2本指クリック →
セルの書式設定
をクリック表示形式
タブの分類から,数値
や日付
,文字列
などを選択し,OK
をクリック
クリア
設定した書式を初期化 (クリア) する: ホームタブ → クリア → 書式のクリア
セル内の文字と書式をクリアする: ホームタブ → クリア → すべてクリア
セルの相対参照と絶対参照
他のセルの内容を参照することもできます.
相対参照
オートフィルなどをすると, 相対的にセルの指定が変わる
例
1つのシート内のどこかのセルを指定する
=B3
: B列3行のセル
他のシート内のどこかのセルを指定する
=Sheet2!B2
:Shhet2
というシートのB列2行のセル
絶対参照
行や列の前に
$
がつく. オートフィルなどをしてもセルの指定が変わらない. 行の前に$
をつければその行を固定し, 列の前に$
をつければその列を固定する例
=$B$3
: B列3行のセル (両方固定)=$B3
: B列3行のセル (B列のみ固定)=B$3
: B列3行のセル (3行のみ固定)=Sheet2!$B$2
:Shhet2
というシートのB列2行のセル (両方固定)=[テスト2.xlsx]Sheet1!$B$2
:テスト2.xlsx
というエクセルファイルのShhet1
というシートのB列2行のセル (両方固定)
相対参照 (動画) | 絶対参照 (動画) |
オートフィル
セルの右下の黒十字をクリックしたままドラッグさせると, 数値や文字の自動で入力する (=オートフィル) ことができます.
印刷設定, pdf化
Excelの印刷, pdf化をする際は, どのセルからどのセルまでを1ページに収めるかを意識する必要があります.
Mac (NG) (動画) | Mac (OK) (動画) | Windows (OK) (動画) |
ウィンドウ枠の固定
データ量の多い表になると, スクロールした際に, どのセルがどんな属性の値かがわからなくなることがあります. その場合は, ウィンドウ枠の固定表示をすると, スクロールしても見やすくなります.
フィルター
セル表の内容に応じて, 条件に合う一部のみを表示する手法として「フィルター」という機能があります.
フィルターを実行するセル表を選択した状態で, ホームタブの右側にある「並び替えとフィルター」→「フィルター」をクリックすると フィルター機能が使用可能になります.
セル間の計算
各セルの内容に対して, 様々な計算処理をすることができます.
何かしらの処理のひとまとまりを関数と呼びます.
=
(半角等号) から入力し始め, 使用したい関数が出てきたら, 上下矢印で選択し, Tab
キーを押すと, その関数が途中まで入力されます.
入力に失敗した際などは, Esc
キーを押せば, 元に戻ります.
四則演算
和:
+
, 例=1+2
→ 3差:
-
, 例=10-2
→ 8積:
*
, 例=10*2
→ 20商:
/
, 例=10/2
→ 5余り:
MOD
, 例=MOD(10,3)
→ 1
SUM
例:
=SUM(E2:E51)
指定したセル群の合計値を出力する
AVERAGE
例:
=AVERAGE(E2:E51)
指定したセル群の平均値を出力する
MAX
例:
=MAX(E2:E51)
指定したセル群の中の最大値を出力する
MIN
例:
=MIN(E2:E51)
指定したセル群の中の最小値を出力する
四則演算 (動画) | SUM (動画) |
AVERAGE (動画) | MIN, MAX (動画) |
COUNT
例:
=COUNT(E2:E51)
指定したセル群の中で, 数値が入力されているセルの数を出力する
COUNTA
例:
=COUNTA(E2:E51)
指定したセル群の中で, 何かが入力されているセルの数 (空白ではないセルの数) を出力する
COUNTBLANK
例:
=COUNTBLANK(E2:E51)
指定したセル群の中で, 入力されていないセル (空白) の数を出力する
COUNTIF
例:
=COUNTIF(D2:D51,"intel")
指定したセル群の中で, 指定の条件に合うセルの数を出力する
COUNTIFS
例:
=COUNTIFS(D2:D51,"intel",E2:E51,">=90")
指定したセル群の中で, 指定の複数条件に合うセルの数を出力する
COUNT (動画) | COUNTA (動画) |
COUNTBLANK (動画) | COUNTIF (動画) |
検索, 置換
検索
「編集」→「検索」→「検索」で, 検索したい内容を入力して検索
置換
「編集」→「検索」→「置換」で, 置換前と置換後の内容を入力して置換
検索 (動画) | 置換 (動画) |
条件付き書式
「成績が60点未満のセルの背景を赤くする」などのように, 何らかの条件によってセルの書式を変更することができます.
変更したいセル群を選択し, ホームタブの中の「条件付き書式」をクリックし, 割り当てたい条件を選択してOKをクリックすると, その条件に合ったセルのみに指定した書式が適用されます.
課題
提出締切: ● ICT基礎 火1: 2024-05-30 14:40 ● ICT基礎 火2: 2024-05-30 16:20
講義内で作成した下記の2つのファイルをzipにまとめ, 学生番号_ICT_06.zip
(例: gk9999_ICT_06.zip
) に変更し, 提出してください
Excelファイル (
excel-test.xlsx
)pdfファイル (
excel-test.pdf
)