今日のフォルダの準備

  • Windows: C:\Users\[ユーザ名]\Documents\ict に移動し, 06 というフォルダを作成しておく

    • C:\Users\[ユーザ名]\Documents\ict\06 というフォルダ構成になる

  • Mac: /Users/[ユーザ名]/Documents/ict/ に移動し, 06 というフォルダを作成しておく

    • /Users/[ユーザ名]/Documents/ict/06

 

 

今日のサンプルファイル集

下記のどちらかからからダウンロードできます

Windowsの人は必ずzipファイルを展開すること!! zipファイルの中では作業できません.

 

 

Excel

excel-test.xlsx というサンプルファイルをExcelアプリで開いて, 以下を進めていってみてください.

Excelの起動

  • Windows

    • Windowsキーを押し, 出てきたポップアップからExcelというアプリを探し, クリックするとExcelが起動します

  • Mac

 

 

基本

拡張子

Excelの拡張子はxls or xlsxです.

  • xlsはExcel 2003以前の拡張子

  • xlsxはExcel 2007以降の拡張子 (現在は殆どこちらを使う)

 

シート

Excelファイルは, シートと呼ばれるセルの集まりで管理しています.

エクセルの下部にシートを管理する箇所があり,

  • シート名の名称変更

  • シートの追加

  • シートの削除

  • あるシートのコピーを作成

などができます.

画像 名称変更, 追加, 削除, シートのコピー (動画)
excel_sheet

 

 

セル

エクセルの1つ1つのマス目をセル (cell) と呼びます.

基本的に, 下図のように

  • 行: 横. 上から順に1行, 2行, ...と数字のラベルが割り当てられている

  • 列: 縦. 左から順にA列, B列, ...とアルファベットのラベルが割り当てられている

という構成になっています.

下図の場合は, 2行C列が選択されている状態

excel_cell

セルには

セル選択状態 (セル自体を選択している状態)セル入力状態 (セルの中に入力可能な状態)
excel_cell-normalexcel_cell-incert

の2つの状態があります.

ダブルクリック or F2キー
入力をやめる: Escキー
入力完了する: Enterキー or Returnキー
セル選択状態
セル入力状態

 

セルの入力, 削除, 元に戻す, やり直す

入力

セル選択状態で何らかのキーを入力すると, 入力前のセルの内容が消え, 入力した文字や数字が反映されます.

セル入力状態の場合は, 矢印キーで文字の位置を移動して入力することができます.

削除

delete or backspaceキーを押すとセルの内容が削除されます

元に戻す

Windows: Ctrl + z で1つ前の作業を元に戻します Mac: Commmand + z で1つ前の作業を元に戻します

やり直す

Windows: Ctrl + y で, 元に戻した作業をやり直します Mac: Commmand + y で, 元に戻した作業をやり直します

 

セルのコピー, カット, ペースト

セルの内容をコピー, カットしてペースト (貼り付け) することもできます.

  • コピー (ペーストしても元のセルはそのまま)

    • Windows: Ctrl + C

    • Mac: Command + C

    • 右クリック or 2本指クリックして コピー をクリック

  • カット (ペーストしたら元のセルは空白になる)

    • Windows: Ctrl + x

    • Mac: Command + x

    • 右クリック or 2本指クリックして カット をクリック

  • ペースト

    • (無指定の) ペースト

      • Windows: Ctrl + v

      • Mac: Command + v

      • 右クリック or 2本指クリックして ペースト をクリック

    • 形式を選択してペースト

      • 右クリック or 2本指クリックして 形式を選択してペースト にカーソルを合わせ, 形式を選んでクリック

      • よく使う形式は

        • 関数等の結果 (=値) のみをペーストしたい場合に使う

excel_copy-paste

コピー, カット, ペースト (動画) コピー, 形式を選択してペースト (動画)

 

行, 列の挿入, 削除

行, 列の部分を右クリック or 2本指クリックし,

  • 「挿入」をクリックすると, そこの行, 列が挿入 (追加) されます

  • 「削除」をクリックすると, そこの行, 列が削除されます

 

セルの書式

基本書式

Wordと同様に, フォントやフォントサイズ, 太字, 斜体, 下線, 上下左右の揃えなどを変更できます.

また, Excel特有のものとして, セルの枠線, セルの背景色, セル内の文字色, セル内の文字の折返し, セルの結合などの設定も変更できます.

これらの変更は, ホームタブ内に設定ボタンが用意されています.

excel_basic-style

フォント, サイズ, 太字, 斜体, 下線 (動画) セルの枠線, 背景色, 文字色 (動画) 上下左右の揃え, 折返し, 結合 (動画)

 

表示形式

セルに入力する内容は, 数値, 文字以外にも, 日付など様々な表示形式があります.

  • 表示形式の変更

    • セルを選択し, 右クリック or 2本指クリック → セルの書式設定をクリック

    • 表示形式 タブの分類から, 数値日付, 文字列などを選択し, OKをクリック

excel_display-style

 

クリア
  • 設定した書式を初期化 (クリア) する: ホームタブ → クリア → 書式のクリア

  • セル内の文字と書式をクリアする: ホームタブ → クリア → すべてクリア

 

 

セルの相対参照と絶対参照

他のセルの内容を参照することもできます.

  • 相対参照

    • オートフィルなどをすると, 相対的にセルの指定が変わる

      • 1つのシート内のどこかのセルを指定する

        • =B3: B列3行のセル

      • 他のシート内のどこかのセルを指定する

        • =Sheet2!B2: Shhet2というシートのB列2行のセル

  • 絶対参照

    • 行や列の前に$がつく. オートフィルなどをしてもセルの指定が変わらない. 行の前に$をつければその行を固定し, 列の前に$をつければその列を固定する

      • =$B$3: B列3行のセル (両方固定)

      • =$B3: B列3行のセル (B列のみ固定)

      • =B$3: B列3行のセル (3行のみ固定)

      • =Sheet2!$B$2: Shhet2というシートのB列2行のセル (両方固定)

      • =[テスト2.xlsx]Sheet1!$B$2: テスト2.xlsx というエクセルファイルのShhet1というシートのB列2行のセル (両方固定)

相対参照 (動画) 絶対参照 (動画)

 

 

オートフィル

セルの右下の黒十字をクリックしたままドラッグさせると, 数値や文字の自動で入力する (=オートフィル) ことができます.

 

 

印刷設定, pdf化

Excelの印刷, pdf化をする際は, どのセルからどのセルまでを1ページに収めるかを意識する必要があります.

Mac (NG) (動画) Mac (OK) (動画) Windows (OK) (動画)

 

 

ウィンドウ枠の固定

データ量の多い表になると, スクロールした際に, どのセルがどんな属性の値かがわからなくなることがあります. その場合は, ウィンドウ枠の固定表示をすると, スクロールしても見やすくなります.

 

 

フィルター

セル表の内容に応じて, 条件に合う一部のみを表示する手法として「フィルター」という機能があります.

フィルターを実行するセル表を選択した状態で, ホームタブの右側にある「並び替えとフィルター」→「フィルター」をクリックすると フィルター機能が使用可能になります.

 

 

セル間の計算

各セルの内容に対して, 様々な計算処理をすることができます.

何かしらの処理のひとまとまりを関数と呼びます.

= (半角等号) から入力し始め, 使用したい関数が出てきたら, 上下矢印で選択し, Tabキーを押すと, その関数が途中まで入力されます.

入力に失敗した際などは, Escキーを押せば, 元に戻ります.

 

  • 四則演算

    • 和: +, 例 =1+2 → 3

    • 差: -, 例 =10-2 → 8

    • 積: *, 例 =10*2 → 20

    • 商: /, 例 =10/2 → 5

    • 余り: MOD, 例 =MOD(10,3) → 1

  • SUM

    • 例: =SUM(E2:E51)

    • 指定したセル群の合計値を出力する

  • AVERAGE

    • 例: =AVERAGE(E2:E51)

    • 指定したセル群の平均値を出力する

  • MAX

    • 例: =MAX(E2:E51)

    • 指定したセル群の中の最大値を出力する

  • MIN

    • 例: =MIN(E2:E51)

    • 指定したセル群の中の最小値を出力する

四則演算 (動画) SUM (動画)
AVERAGE (動画) MIN, MAX (動画)

 

  • COUNT

    • 例: =COUNT(E2:E51)

    • 指定したセル群の中で, 数値が入力されているセルの数を出力する

  • COUNTA

    • 例: =COUNTA(E2:E51)

    • 指定したセル群の中で, 何かが入力されているセルの数 (空白ではないセルの数) を出力する

  • COUNTBLANK

    • 例: =COUNTBLANK(E2:E51)

    • 指定したセル群の中で, 入力されていないセル (空白) の数を出力する

  • COUNTIF

    • 例: =COUNTIF(D2:D51,"intel")

    • 指定したセル群の中で, 指定の条件に合うセルの数を出力する

  • COUNTIFS

    • 例: =COUNTIFS(D2:D51,"intel",E2:E51,">=90")

    • 指定したセル群の中で, 指定の複数条件に合うセルの数を出力する

COUNT (動画) COUNTA (動画)
COUNTBLANK (動画) COUNTIF (動画)

 

 

検索, 置換

  • 検索

    • 「編集」→「検索」→「検索」で, 検索したい内容を入力して検索

  • 置換

    • 「編集」→「検索」→「置換」で, 置換前と置換後の内容を入力して置換

検索 (動画) 置換 (動画)

 

 

条件付き書式

「成績が60点未満のセルの背景を赤くする」などのように, 何らかの条件によってセルの書式を変更することができます.

変更したいセル群を選択し, ホームタブの中の「条件付き書式」をクリックし, 割り当てたい条件を選択してOKをクリックすると, その条件に合ったセルのみに指定した書式が適用されます.

 

 

課題

提出締切: ● ICT基礎 火1: 2024-05-30 14:40 ● ICT基礎 火2: 2024-05-30 16:20

 

講義内で作成した下記の2つのファイルをzipにまとめ, 学生番号_ICT_06.zip (例: gk9999_ICT_06.zip) に変更し, 提出してください

  • Excelファイル (excel-test.xlsx)

  • pdfファイル (excel-test.pdf)